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FOR IMMEDIATE RELEASE

COLLECTION X
無限との出会い−点から:ルチオ・フォンタナ/李禹煥
2004年9月14日(火)―10月9日(土)
12:00 - 18:00(月曜/日曜/祝日休み)

Masataka Hayakawa Gallery
103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-13第2イノウエビル4F
tel: 03-5649-6396 fax: 03-5649-6399 email: gallery@masatakahayakawa.co.jp


このたび、匿名コレクター氏のご協力を得て、特別展「無限との出会い−点から」を上記日程で行ないます。長年に渡り構築されてきた氏の数多くの質の高いコレクション「Collection X」の中から、ルチオ・フォンタナの「空間概念」と李禹煥の「点より」を展示いたします。

氏のコレクション作品の多くには、作風からそこはかとなく感じられるある種の共通項、すなわち、時代性の軛から解き放たれ、今この瞬間に新しく生まれ出たかのような新鮮な呼吸が感じられます。そこには、宇宙感とも無限感ともいうべき、氏がコレクションに求める個人的な思考傾向を見て取ることができます。

今回は特に、点を最小単位とした反復が作品成立の基本構造となっている作品を選んで構成しました。ひとつはルチオ・フォンタナの「空間概念」ドローイングで、円を黄色で塗ったうえに、上下に点を引っ掻いて穴を穿ったもの。もう一方は李禹煥の作品で、1975年のキャンバス作品「点より」では、左から青い点が徐々にかすれていき、1976年のドローイング「無題」では、墨で書かれた黒い点が胡粉の白い点で消されていきます。いずれの作品も、点を最小単位とする反復によって尽きることのない無限の呼吸を感じさせて止まず、真白いギャラリー空間の中で、一種の禅的佇まいを漂わせて展示されます。

また同時にアネックスでは、アントニ・タピエス、ブライス・マーデンの版画とテリー・ウィンタースのドローイングにより、モノクロームの世界を構成展示いたします。