駒形克哉
9/12 - 10/9, 1997
〈展示作品〉
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あやめの園に遊ぶ桜の精(桜を求めてその深山の奥のその奥へと入っていきました。どれほど歩いたことでしょう。ついに桜の都に着きました。ああ、まさに絵にも描けない美しさ。御殿や御城は皆桜の木で作られそれらの木は生きていて芽が吹き花も咲いています。七重塔の軒先にはさくらんぼが生っています。桜色の頬をした花の精たちが散り行く花びらのように舞踊り遊んでいます。耳を澄ませば聞こえる歌声は、花びらたちの開く音、風に揺れる音、散りしく音です。時が夢のように過ぎました。下界に戻ってみると季節はもうあやめの季節になっていました。はるばる訪ねてきた桜の精は、初めて見るあやめの園に大喜びです。)
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湖
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人魚を漁る八百比丘尼
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見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやの秋のゆふぐれ
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時計草の踊り
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奥山にもみぢふみわけ鳴く鹿のこゑきくときぞ秋はかなしき
以上すべて 1997年 油彩、パネル 153.5x113cm
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そてつの木
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湖
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人魚を漁る八百比丘尼
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またや見む交野のみ野の桜狩り花の雪散る春の曙
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あやめの園に遊ぶ桜の精
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時計草の踊り
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奥山にもみぢふみわけ鳴く鹿のこゑきくときぞ秋はかなしき
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断崖
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山の上の遊び
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見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやの秋のゆふぐれ
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八橋図
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柳
以上すべて 1997年 ヘリオグラフ 48x34cm |