日本語 展覧会 取扱作家 最新情報 メンバーシップ お問い合せ 洋書店 ギャラリー案内
ENGLISH EXHIBITION ARTIST NEWS MEMBERSHIP MAIL BOOKSHOP ABOUT US

■BOX 3-2

Maria Eichhorn 『1. メーデーの映画、メディアの町 "1. Mai Film Medien Stadt (May Day Film Media City)"』 展覧会カタログ 1999年 296×208mm ¥2,500-

1999年4月30日から6月13日にかけてフランクフルトのPortikusで開催されたマリア・アイヒホルンの展覧会 『メーデーの映画、メディアの町 "1.Mai Film Medien Stadt (May Day Film Media City)"』のカタログ。

展覧会期中にアイヒホルンは、展覧会場にて、クラブミュージックのDJプレイや、タイプフェイスデザインに関するワークショップ、社会学者によるレクチャーなど、順次5つのイベントをオーガナイズした。それらはまったく異なったジャンルに見えながら、「社会の中での自由意志論的な活動」という点において共通するものであった。展覧会はそれら個々の活動の「焦点」となり、会場には順次、資料が蓄積されていった。本カタログはそのドキュメンテーション。会期中に行なわれたイベントの模様を時系列順に記録している他、アイヒホルンによるリサーチやインタビュー、作品図版や評論などが収録されている。テキストはドイツ語及び英語。モノクロ120ページ。

『(...)必要性や欲望、喜びといった体験に向き合う時と同様の注意深さを持って、彼女は「状況」や「個人的関係」にも着目し対応する。作品の眼目は、ある特定の出来事を活気づけ、記録し、あるいは単に強調するための仕組みを作り出すことにある。
(...)そこには強い倫理観が表明されており、また、ラジカルな抵抗の意志や行為はいまだ可能であり、これからも可能であり続けるのだという信念に満ちている。彼女の作品は壮大で華々しいというより、むしろ思慮深さを特徴とするものである。』
" AFTERALL Issue I 1999" 収録、Carolyn Christov-bakargievによる「マリア・アイヒホルンの幾つかの作品に関するノート」より